2学期終業式
2025年12月25日 11時40分2学期終業式が行われました。
まずは表彰伝達です。たくさんの人が表彰されました。税についての作文で伊予市長賞を受賞したYくんは伊予市長様より直接表彰されています。
これからもさまざまな分野でのみなさんの活躍を期待しています。
校長先生の式辞です。
学校では最も長い学期である2学期も終わりを迎えようとしています。(中略)先日、今年一年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」が発表され、「熊」が選ばれました。「熊」の出没や被害を受けて、毎日のようにニュースに取り上げられ、人と自然の共存について考えるきっかけにもなりました。
そこで、私も漢字一字を考えてみました。それは「想」です。
この4月、校長として初めて港南中学校に来て、どんな学校にしようかと構想を練りました。「一人も置き去りにしない教育を進める」ことは確固たるところ。そのうえで君たちを真ん中において、一人ひとりを大切にしたい、一人ひとりが持つ可能性を高めたいと考えました。
さあ、二学期。取り組んだ行事を少し回想します。まずは運動会。想定外の二日間延期となりましたが、四役・運営委員のみなさんや3年生を中心に、港南パワーあふれる、熱い運動会になりました。合唱フェステイバルでは学級の理想を追い求め、素晴らしい歌声を響かせてくれました。文化活動発表会では、生徒会としてぜひ実現したいという発想から、生徒会主体で形にすることができました。各学級に掲示されている皆さんの感想から、充実した学期を過ごしてくれたと思っています。
そのような学校生活や活動の中で皆さんは、人との関わりから考えること、人との生き様から学ぶことがたくさんあったのではないでしょうか。
「想」という字は見たとおり、「相」と「心」に分けられます。「相」は相互に向き合うことを表し、「心」はより対象への感情を込めることを表します。そう、「心をもって相手のことを考える」ということです。
君たちの取り組みは、いたるところで反響を呼び、称賛の声が聞かれました。これは、みなさんが真剣に取り組み、立派に表現できたこと、力の限り全力を尽くしたこと、そこには学級のために、ブロックのために、チームのために、そして仲間のためにという想いがあったはずです。これが「人を想う」ということです。
このことは私たちがよりよい生活をしていくうえで、とても大事なことです。相手や身の周りのことを想い、自分がどうあるべきか考え、そして勇気をもって一歩踏み出していくこと。このことは、みなさんがこの2学期成長したなと感じつつ、個々に目を向けると、もっと普段の生活でも意識をしてほしいと感じるところでもあります。これが、今回私が掲げた「想」という漢字であり、君たちへの「想い」です。
最後に3年生へのエールです。4月からの自分の姿を想像してみてください。自ずと今、しなければならない自分の姿が見えてくるはずです。この冬休みしっかりと計画を立ててがんばってほしいと思います。
最後に、事件や交通事故に巻き込まれないよう、健全で安全な生活を送ってください。1月8日に元気な姿のみなさんに会えることを願って、終業式の式辞とします。