『がむしゃらに努力する姿は・・・どんな花より美しい』~研究授業を見て~
2023年10月11日 17時43分
今日は、中予教育事務所より 指導主事 大上 航太 様をお迎えして「2年
目フォローアップ研修個別指導訪問」(若年層教員の指導力向上ために行われて
いる研修会)を行いました。菊池 唯央 先生が1年5組で国語科の授業公開を
行い、御指導を頂きました。
みんなは、古典「竹取物語」の授業を通して、自分で考えたことや思ったことを、意見を活発に出し、班で意見を交わしながらロイロノートを通して、各班の意見を共有していました。現在の私たちの考え方と比較しながら楽しく学び、古典の世界が広がっていました。古文は、現在とは違う表現が多く難しいはずなのに、みんなで物語に夢中になって、千年以上の前の当時の人々の思いに馳せ、古典の授業を楽しそうに受けていたことが、何より印象的でした。
多くの時間と努力を重ね、授業を進められてきた菊池先生の授業への姿勢を見ながら、
日本の陽明学の祖といわれる中江藤樹の教え『五事を正す』という言葉を思い出しました。
五事とは 「貌、言、視、聴、思」(ぼう・げん・し・ちょう・し)を表します。
「貌」なごやかな顔つき
「言」思いやりのある言葉での話し掛け
「視」澄んだ目で物事を見つめる
「聴」耳を傾けて人の話を聴く
「思」真心を込めて相手のことを思いやるという意味です。
菊池先生の授業を展開されている姿は、まさしく『五事』を体現しているように感じました。これからも、子どもたちと作品との出会いを大切し、国語を学ぶ楽しさや様々な作品の発見につなげてください。引き続き、楽しくてわかる授業をよろしくお願いいたします。
みなさんも菊池先生のように、人として、『五事』を大切にできる人になっていってください。
子どもたちは、『言ったようには、なかなかうまく育たず、したように育っている・・・。』と先輩教員から教えて頂いた言葉が、今になって身にしみます。
~がむしゃらに努力する姿は・・・どんな花より美しい~
今日も、若い先生から刺激をもらいました・・・。