『彼の思い』~少年の日を迎えて~
2024年1月30日 19時38分2年生は、2月4日に少年の日を迎え、総合的な学習の時間等を利用しながら、14歳という年齢の重要な意味を知り、改めて、自己を見詰め直し、これから何に向かって歩みを進めるか、そのために、どうあるべきかを考えながら、自分の将来や夢に向かって決意を新たに過ごしてきました。ぜひ、一歩踏み出すために、2月2日(金)は、大切な1日にして、つなげていってほしいと思います。期待しています。
さて、激動の時代であった幕末に、福井県で活躍した 橋本 左内 という歴史的人物をご存知でしょうか。彼は、将来を期待されていましたが、安政の大獄という事件により26歳という若さで命を落としました。そんな彼が14~15歳の時に書き記した『啓発録』があります。そこには、彼が大切にしてきた目標が記されています。当時、皆さんと同世代だった『彼の思い』は、皆さんにどのように映るでしょうか。皆さんも、少しずつ自分自身の人生訓を書き上げてみてください。橋本左内の思いを掲載しておきます。
1「稚心を去る」
自分とその運命を変えようと思うなら、結局、自分の手で何とかする以外に方法はない。
2「気を振う」
負けてたまるか、くじけてなるものかという負けじ魂こそが、人を変えるエネルギーになる。
3「志を立てる」
夢や目標を持ち、自分の心の向かうところをしっかりと決め、一度決心したからには、その方向を目指して絶えず努力するべきである。
4「学を勉む」
立派な人物の行いを学び、親孝行するとともに、人生の目標を達成するまで常に学び続けることは大切である。
5「交友を択ぶ」
自分を高めて、心から尊敬でき、何かあった時に、真剣に心配してくれる友達こそ、何よりも大切。また、その友人が間違った道に行ってしまったら、それを正しい道に引き戻すのも使命である。