『志と努力』 ~学年末テスト前に思う~
2024年2月15日 18時30分
今日は、湿った空気の影響で曇り空が広がり、午後から雨が心配されましたが、下校までは、なんとかもってくれました。
さて、いよいよ学年末テストが近付いてきました。順調に家庭学習は進んでいるでしょうか。学校周辺の住宅の庭先の梅の花も咲き誇るようになりましたが、この時季になると思い出す言葉があります。それは、「耐雪梅花麗」です。「雪に耐えて梅花麗し(うるわし)」と読みます。これは西郷隆盛が遺した漢詩で、元広島カープの黒田博樹投手が大切にしてきた言葉です。「梅の花は厳しい冬の寒さを耐え忍ぶからこそ、春に麗しい花を咲かせる」という意味です。球界屈指のエースだった黒田さんは、高校時代は控え投手で、公式戦で一球も投げたことがありません。しかし、大学進学後、頭角を表し、広島カープにドラフト2位で入団後、努力を続けてメジャーリーグでも活躍しました。再びカープに復帰した時は、25 年ぶりのリーグ優勝にも貢献しました。黒田さんは、常に『志と努力』の大切さを忘れず、この言葉とともに歩んできたようです。
皆さんも様々な壁にぶち当たっても、目を反らさず精一杯やっていくと、得るものが必ずあります。そのすべてが私たちの糧となり、いつか大きな花となって力を発揮できる時がくるはずです。テストも一緒です。「テストの点は、テスト勉強に費やした時間と使ったノートそして鉛筆の量に比例する」と言われた時代もありましたが、今取り組んでいることは、すべて未来の自分につながっています。今の延長が未来です。小さな努力を大切に、そして新たな決意を胸に自分が思い描く姿に近づけるよう、今やるべきことに全力で取り組んでいってほしいと思っています。そして、これからも、日々の積み重ねを大切にできる人であってほしいと思います。三寒四温を繰り返しながら、確実に季節は春に近づいています・・・。「今」やるしかない!!