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2-3でローテーション道徳の授業研修を行いました。

2022年12月6日 09時32分

 12月6日(火)、2年3組で学級担任以外の先生が授業をする、ローテーション道徳の授業研修が行われました。

 

 本日の資料名は「恋する涙」です。

親友同士が同じ人を好きになり、片方が告白されて・・・という2人の人間関係を軸にした、友情と恋の両立を描いたお話です。

 ちょっと照れくさい内容だったかも知れませんが、異性を意識し始める思春期のみなさんにとって、このような感情やそれに起因する悩みは、避けて通ることはできません。

 2年生が10月28日(金)の思春期教室で学んだ、友達や異性に対する悩みや葛藤、また自分や相手を大切にする気持ちを、具体的に考える良い資料だと思います。

 授業は、誰もが抱く悩みのアンケート結果を示すことから始まりました。

自分の経験を振り返り、資料に進みました。

先生の落ち着いた朗読に沿って、生徒は資料を黙読します。

 肉声の朗読ならではの先生の思いが伝わり、みんなが真剣に読み込んでいました。

 

 授業は、自分の考えをプリントにまとめて全体に発表、グループで話し合う活動を中心に進められました。

 先生が発問すると、生徒から自然に手が上がって、自分の考えを発表していました。

 親友と同じ人を好きになった場面や、親友が告白されて付き合うようになった場面で、どう思うかと問われたときは、自信を持って発表していました。

 また発表に対して、班でも全体でも拍手が起こりました。

 

 恋と友情という、やや難しい内容を発表しても、みんなが受容してくれるのは、学級に支持的な雰囲気が醸成されているからだと思います。

 

 

 師走の大変忙しい時期にもかかわらず、入りきらないほどの先生方が、今日の授業研修に参加しておられました。

教室だけでなく、廊下からも参観して研修をしていました。

 

 

 授業後に本日の学習プリントを生徒に見せてもらいました。

自分の考えがきちんとまとめられていました。

 今日の道徳が、多様な価値観に触れて、新しい自分の生き方を模索した時間になったのだろうと思います。

 

 さて、2年3組の教室背面に子どもたちの活動が所狭しと掲示されていました。

その作品にはすべて、学級担任の先生からの温かいメッセージが書き込まれていました。

このような担任の先生の気持ちが、いろいろな発言を受容してくれる学級の雰囲気を生んでいるのでしょう。

 一生懸命に物事に取り組み、友人を受容できる2年3組のみなさんが、これからいろいろな学習や経験を経て、一層成長してくれることを願っています。

 3学期に行われる少年の日の行事で、成長したすばらしい姿を全校に、そして地域に披露してくれることを期待しています。