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EILS(エイリス)で学期始テストを行いました。

2022年9月8日 11時09分

 9月6日(火)に、2学期始スキルアップテストを行いました。

このテストは、夏休み中のスキルアップ課題(学力向上課題)を基につくられた2学期始テストです。

このテストを、EILS(エイリス)で作成して実施しました。

  EILS(エイリス)とは、愛媛県教育委員会が全国に先駆けて構築した、子どもたちの学習を支援するコンピュータ上のシステムです。正式には「えひめICT学習支援システム」と呼ばれています。

 今年4月から県内の公立学校で、エイリスの運用が本格的に始まりました。そこで今回はこのシステムを活用して、5教科の2学期始テストを計画しました。

 港南中学校では昨年度から、このようなコンピュータを活用した授業や定期テストを継続しています。

 

 

 テスト前の教室の様子です。

 生徒は机上のタブレットにエイリスの画面を用意して準備を整え、夏休みの課題を出してテスト勉強を行いました。

 (運動会までの期間は、不必要な更衣を省くため、体操服で授業を行っています。もちろん衛生に関する指導・配慮が行われています)

 

 さてテストは、時間が来ると生徒のタブレットに配信されます。

画面の問題を解いて、答えを入力していきます。

 

 生徒は、キーボード入力に慣れているのですが、テストの解答となると普通の文章入力とはやや異なる場面があります。

そのようなときエイリスは、教科によって解答入力が最適化されるように工夫されています。

  例えば、右の画面は数学科のテストです。

数学科では分数や特別な記号を使って解答しますが、その数学の記号が簡単に入力できるように、画面内のソフトキーボードが配列されています。

 また、この画像は国語科です。

文字を入力しやすいように、ひらがなが分かりやすく配列されています。

 

 一般的な学習アプリと比べてエイリスには、子どもたちに分かりやすいこのような工夫が数多く見られます。

今後様々な活用実績が蓄積されて、子どもたちの学校や家庭での学習に最適化されていくことでしょう。

 エイリスのようなコンピュータを活用したテストをCBT(Computer Based Testing)と呼びます。

生徒にとっては時間等心配になりますが、テスト中に右の画像のようにタイマーが表示され、経過時間と残り時間が画面右上隅にはっきりと提示され、時間配分の目安になります。

 

 また、右の画面のように解答済みの問題と未入力の問題を表示させることもできます。

この生徒は未入力がないか確認して、提出前の見直しをしています。

 

  テストが終わった後は、生徒の解答は自動的に保存・送信され、先生方の、テストの採点、集計、分析の下の画像に進みます。

  選択式・短答式問題は、エイリスによってすべて自動採点されます。

また、個人の得点はもちろん、個人内や全体の多種多様な集計・分析結果を示してくれます。

 先生方のテストに関する業務が精密化・効率化され、今まで個人の知識や経験に頼っていたことが、すべての先生に科学的に示され、生徒に必要な補充学習や的確な助言が誰にでも、テスト後すぐにできるようになりました。

昨年度から始まった「GIGAスクール構想」による、学校のICT化推進の成果です。

 

保護者の皆様、地域の皆様

 港南中学校は、このような学習の次世代化をしっかりと捉え、子どもたち一人一人を大切にした授業を進めていきます。

機器の操作が苦手な生徒をきちんとサポートしていきます。

 これからもご支援、ご協力くださいますよう、お願いいたします。