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技術科の授業でロボット大会をしました。

2022年1月13日 09時53分

 ものづくり教育が重要という意見を最近耳にすることが増えました。

今日は、港南中学校でどのようにものづくり教育が進められているか、その一環をご報告します。

 

 中学校でものづくりと言えば「技術・家庭科」が頭に浮かびます。

で、技術室をのぞいてみると、たたみ1畳ほどのコートが2面作られており、黒板には試合要項とリーグ表が掲示されています。

先生に伺うと、今日はロボットの対戦を行う予定とか。

 さっそくこの2年6組の授業を参観させていただきました。

 

 最初にここまでの学習を紹介します。

 

 ロボットに与えられた課題は、「たたみ1畳のコート内にある、発泡スチロールの球10個を限られた時間内に取り除くこと」です。

 

 これは、災害の復旧作業、つまり災害で流れ込んだ土砂や積もった雪の除去を想定した課題です。

 

 ロボットを作るために、生徒はチームを組んで、アイデアを出し合います。

そしてロボットの構想が決まったら、それを設計図に書き、先生に点検していただきます。

 そして材料を使って、6時間かけて丁寧に製作してきました。

 どのグループもロボットに3つのモーターを使い、その3モーターを操作する有線コントローラーを備えます。

今日の授業は、そのロボットの発表会を対戦形式で行います。

 

 対戦を参観しました。

 

 自陣の発泡スチロール球を取り除いても、相手も同じ作業を進めていますから、自陣の球は無くなりません。

また、相手がどう作業を進めてくるかという、対戦ならではの課題も生じます。

 もちろん、相手ロボットの作業を妨害してはいけません。

審判と得点係がちゃんといます。

 

 大歓声の中、対戦が進みます。

 このような学習を通して、生徒たちは創造性や様々な知識や技能を身に付けていくのでしょう。

  なかなか奥深いし、興味深くて、楽しい。

これが今の技術科の授業か…と感動しました。

 

 現在コロナ禍で、参観日など行事の実施に制限や自粛が求められています。

今日の授業を保護者の皆様に参観いただき、一緒にご声援いただきたいのに、残念です。

 

 コロナ禍が明けましたら、保護者の皆様、地域の皆様、ぜひご来校ください。

そして今の港南中学校を、生徒の活躍をご覧ください。