『勝利の女神は細部に宿る』~駅伝部から学ぶ~
2023年11月15日 17時07分
いよいよ今週18日(土)に、愛媛県中学校駅伝競走大会が行われます。今日、激励会が行われ、男女それぞれキャプテンが激励会で立派に決意を発表しました。
久 保 雄 校長先生からは、『いよいよ県駅伝が目の前に迫ってきました。日没が早くなった分、練習の時間は十分確保できなかったかもしれません。しかし皆さんは、ほぼ毎日朝早くから、休日や延長練習も含めて努力を積み重ねてきました。自分がやってきたことを信じて最後まで力強く走り抜いてください。駅伝は、単にレース形式で一人ずつ走ることではなく、チームのメンバーが一丸となって戦う競技です。メンバーに選ばれなかった選手も全力で出場メンバーを支える。そして、色々な人の思いを一本のタスキに託して走り、それを最後までつないでいくからこそ、心打たれると思います。私は、たすきが選手から選手へと渡されるたびに、レース全体の流れが変わり、ドラマが生まれる可能性があるところに駅伝の最大の魅力があると思います。どうか、最後までレースを諦めない、粘り強さを見せてください。港南中生らしい勝っても負けてもさわやかで悔いの残らないレースをしてほしいと願っています。そして、素晴らしいドラマを私たちに見せてほしいと思います。努力に嘘はなし。皆さんの健闘を祈ります。』と力強い励ましのお言葉をいただきました。
今日も、朝早くから、グランドを整備し、必死に走り続けている皆さんの取り組む姿を見ながら、「守・破・離」という言葉を思い出します。この言葉は、千利休の考え方から生まれた言葉で芸事や武道によく利用されてきた言葉です。それぞれの漢字には、『守(自分のものにする)・破(試行錯誤する)・離(自分の道を作り出す)』という意味が込められています。駅伝部の皆さんはまさしく、この言葉を体現してくれた一年間だったと思います。特に、3年生の皆さんにとって、三年間、駅伝と向き合ってきた日々は、言葉では決して言い換えることのできない何にも代え難い時間と経験になったと思います。ぜひ、最後の最後まで後輩たちに、走ることの意味を・・・様々な場面で伝えてください。そして、みんなの思いを『たすき』に込めて、全員の力で走り切ってほしいと思います。期待しています。
顧問の先生方、最後の最後までご指導ありがとうございました。駅伝練習を通して、子どもたちの日々の学校生活の言動の変化や心の成長を感じています。感謝の気持ちで一杯です。子どもたちの支え方や安心感を与える献身的な姿勢は、きっと最高の結果につながると信じています。本番では、きっと子どもたちは、もう一つ大きく成長してくれるはずです・・・。最後まで、ご指導よろしくお願いいたします。『勝利の女神は細部に宿る』毎日毎日・・・駅伝に向き合い、様々なことにしっかり取り組んできた駅伝部員には、きっと神様が味方してくれるはず・・・。駅伝部のみんなの取組から・・・大切なこと学ばせてもらっています。
顧問の先生方からメッセージが届いています。ご紹介します。先生方からいただいた言葉を、ぜひ自分たちの『力』に変えてみてください。
『朝を整え、心を整え、人生を整える』 駅伝部顧問 小笠原 洋司
駅伝部のみなさん、待ちに待った県駅伝がやってきましたね。雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けぬみなさん。粛々と、朝のグラウンドに立ち続けてきた姿は、私の脳裏に鮮明に焼き付いています。
ただ、一つだけ、私の中で埋められていない、最後のピースが残されています。それは、最高の舞台で最高の走りを実現させ、最高の仲間と「襷」を繋ぐみなさんの姿です。
『朝を整え、心を整え、人生を整える』・・・朝ランで培った強い心で、自分(たち)のゴールを目指して、最後まで走り抜いてください!! そして、中体連役員として、表彰式会場でみなさんを待っています!!!
『笑顔でフィニッシュを!』 駅伝部顧問 三好 あゆみ
男子はこの1年、入賞を目標にして練習してきました。(少年の日記念行事で、2年生全体の前で宣言した人もいます!)それだけの力は十分ついていると思います。目標達成ができることを願っています。
女子は駅伝未経験者が多いですが、しっかりチャレンジしてほしいと思います。昨年の先輩を超えられる実力はあります。伊予地区駅伝、さらには来年の県駅伝につながる走りができるといいですね。
3年生の集大成の大会です。1年生のときから朝ランを頑張ってきた3年生たちが、自分の納得のいく走りができるのが一番です。港南中学校駅伝部で、「この仲間たちと一緒に練習してきてよかった」と、笑顔でフィニッシュを迎えてくれたら幸いです。
『3年生の集大成』 駅伝部顧問 中村 浩輔
駅伝部の生徒は、毎朝のランニング活動に始まり、この一か月は自分たちの所属する部活動の練習を終えてから、走ってきました。学習に部活動に、駅伝練習にと、まさに三刀流の活動です。心身ともに鍛えられたことだと思います。特に三年生の五人にとっては集大成の駅伝となります。他の三年生は部活動を引退し勉強に専念する中、十一月の駅伝大会まで、活動を続けるか葛藤もある中で、よく頑張ってくれました。そういう姿が、後輩たちの道標ともなります。それぞれが満足のできるレースをして、有終の美を飾ることを切に願っています。今までの経験を総動員して、ベストコンディションでスタート地点に立って、レースをしてほしいと思います。一.二年生の中には、駅伝に初挑戦をする選手もいます。駅伝はチームスポーツですが、自分の調子が悪ければ、結果として表れるところにシビアな部分があります。しかし、一秒を縮めようと心を合わせて、一本の襷をつなぐところに駅伝の魅力があります。駅伝の楽しさを味わいながら、港南中学校の代表として頑張ってほしいと思います。
『たすきに想いを込めて』 駅伝部顧問 米澤 浩
毎日、暑い日も寒い日も朝早くから登校して、ひたすら一生懸命に、歯を食いしばって走り続ける姿に感心していました。みんなの想いのこもった襷を、しっかりと繋いでください。がんばれ港南中学校駅伝部!