以前に生徒がCBT方式のテストは良いと感じていることを報告しました。
2年生が「EILS(エイリス)」で県学力診断調査を行った後、また1年生が港南中のCBT方式で初日の保健体育科の学年末テストを受けた後、どちらも同様の反応でした。
答案に生じる「誤字・脱字」「判読しにくい文字」などの手書き答案特有の失敗がない点が好まれています。
パソコンの入力や操作に不慣れだから手書きが良いという反応はありませんでした。
生徒は現時点でCBT方式のテストを好意的に受け止めています。
では、先生方にとってはどうなのでしょうか?
先生は生徒のパソコンに配信する解答用紙をアプリで作成して、送信しなければなりません。
テストの開始時刻に合わせて配信されなければならず、またもれなく確実に行われる必要があります。 この機器の設定はとても重要です。 どの先生もICT支援員と相談しながら、綿密に丁寧に作成や設定を進めます。 | | |
作成が終わったら、何度も配信や返信の事前チェックを繰り返して、万全を期します。
このような大変気を遣う業務が新たに生じます。
では、メリットはどこにあるのでしょうか?
テスト後の先生はとても多忙です。
テストを採点し、集計して生徒に返すと共に、結果を分析しなければなりません。
この業務がCBT方式では、大きく効率化されます。 返信された生徒の答案は、操作することによってパソコンで採点、集計、分析をすることができます。 特に分析では、設問すべての正答率が素早く集計されて表示されます。 このようなテスト後の業務が著しく効率化されることが、大きなメリットです。 | |
テスト後の業務が効率化されることによって生み出される時間を、先生方は生徒のために充てます。
たとえば分析によって判明した不十分な学習内容は、直ちに授業で復習されます。
またテストの結果は、生徒のテストへの関心が高い期間にタイミング良く行うことができます。そして次につながる訂正や補充の学習に導くことができます。
これも大きなメリットです。
また、右の画像は1年生の校舎にあった掲示物です。 先生方が中学生の頃どのように学習を進めたかをインタビューして、まとめられていました。1年生には参考になる内容が多いと思います。 業務が効率化されて生まれた時間を、このような生徒に関わることにも充てています。 | |
愛媛県教育委員会は全国に先駆けて「えひめICT学習支援システム(略称「EILS(エイリス)」を構築し、すでに県内の小中学校へ導入を進めています。
港南中学校はこの大きな変化に対応していきます。
生徒が次世代のテストで実力を十分に発揮できるよう、支援をさらに充実させます。
保護者の皆様、地域の皆様 どうぞご安心ください。